先月につづきまして、またまた多機能型事業所ラボリです。
今回は、土曜日の開所日を利用しての『カレー作り』と『作業』と『避難訓練』と忙しさ満載の一日となりました。『カレー作り』では一目見ると普通のカレーなのですが、自分たちで作った野菜が入っています。ここで少しだけ畑のお話をしますが、私たちは特別農業に詳しい訳ではありません。近隣の農家の方や、時には畑に詳しい方からも指導を頂き勉強中の身です。この度、一生懸命に野菜を育てて、ようやく収穫が出来ました。形が良い物から大きい物については、お客様を優先して販売させて頂きました。ちなみに販売初にして即日完売という結果を出せました。また、児童の方への学習の場として、収穫体験も実施する事ができました。
農業は簡単ではないと思いますが、食べて頂ける方が多いほど作る側は気合が入り、頑張る事が出来ると実感しました。そういった経過の中で、少しだけ『食べてみたい』と感じて、今回のカレー作りに至ったわけです。口の中に野菜の食感が伝わってくるカレーに仕上がり、とても美味しくて残す事はありませんでした。本当においしかったです。
さて、『避難訓練』についてですが、一般的には通報訓練や避難誘導であったり、消火器の取り扱いであったりと想像されると思いますが、今回については『緩降機』という避難器具を扱いました。多機能型事業所ラボリは3階建ての建物の2階の部分になり、2階から降りるための緊急時にのみ使われる器具が緩降機となります。その為、災害時は主に階段を使って避難します。今回は『もしも階段が塞がれてしまったら』を想定して、器具の安全な取り扱い方を勉強しました。初めて体験される方も多い為に前々日から器具の安全点検を行いました。当日希望される方は少ないかな?と思いましたが、最初に職員が説明と手本を行う際に、周囲を囲むようにして真剣に話を聞いている様子が見られました。体験を終えると器具を持つ順番や、持ち方や姿勢の変え方など利用者間でも話し合っている姿や職員に積極的に質問をする姿が伺え、とても関心の高い訓練になったと感じられました。