坂戸市障害者就労支援センターからのお知らせです。

今回は、坂戸市障害者就労支援センターからのお知らせです。

当センターは、今年度の4月から『合同会社ラボリ』が引継ぎ、支援員も新たな顔ぶれでスタートしました。無我夢中でしたが、ようやく業務も落ち着いてきました。
現在、当センターへの登録者は約200名、就労者(就労継続支援A型も含む)は約130名であり、就労準備・職場実習・職場定着など様々な支援を行っています。

今年度は、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方も法定雇用率に加わる事が出来た事で、障害者求人の増加と精神に障害のある方々が短時間で働けるような配慮がされるなど当事者に寄り添った雇用環境の変化が感じられました。また、埼玉県における障害者雇用総合サポートセンターからも、精神障害者雇用アドバイザーと精神保健福祉士によるチーム支援を強化して対応してくださっている事からも、求職活動を行う上での先の明るさを期待できます。

当センターでも精神に障害のある方の相談が多く、ご本人も企業も様々な悩みを抱えていることが多いというのが実感です。私たちスタッフも障害特性や個々に応じた支援方法など、様々な研修に参加しながら業務を進めています。
10月5日には、合同会社ラボリ全事業所職員を対象に“企業における障害者雇用について”や、“精神に障害のある方に出来る働く上での配慮について”など、障害者雇用総合サポートセンターに協力をいただいて研修会を行いました。その中で、「支援機関が企業を応援することをしなければ障害者雇用は進まない」という講師の方のお話が印象的でした。

現在、国全体で「働き方改革」や「派遣法改正」などが動き始めていますが、その影響が障害者雇用にどのような影響を及ぼすのか、注視する必要があると思います。
その流れの中で、10月から最低賃金の引き上げが行われ、埼玉県では時間額が871円から898円に改定されました。時給27円のアップは、週30時間で働く人の場合、月給で約3000円のアップになります。
「一億総活躍社会」の実現に向けた多様な働き方の中で、障害者の働く環境が、より一層前進してほしいものです。

早いもので年の瀬も近づいてまいりました。体調を整え、目標に向かって、楽しい生活を送りましょう。