菅原浩子さん 就労継続支援A型事業ラボリ 所属

菅原浩子さん
就労継続支援A型作業所ラボリ生活支援員
あなたの仕事はどんなお仕事ですか?
就労継続支援A型というサービスにおいて、主に企業内でお仕事をさせて頂くための支援である施設外就労に従事しております。利用者様3名と支援員の4名で東松山市内の工場で、取引先会社社員さんも含め一緒に作業を行っております。作業内容は塩ビ管と呼ばれる排水管に防音加工の最終工程を行います。日々のこういった訓練は、将来企業へ就労をすることを目標としてる利用者様にとっては重要な要素となっております。この作業が出来るようになったからと言って就職先のお仕事に直接活かせるわけではありません。しかし、施設外就労を通じて、毎日通えたとする達成感を基に持久力をつけたり、経過の中で自身の症状と向き合い体調の管理など出来る様になったりします。その他、仕事上での『指示の受け方』、『報告の仕方』、『質問の仕方』あるいは『時間の管理』なども役立って頂けるかと思います。
このサービスの特徴としては、県の最低賃金の時給で給与として、働いた分だけ支払われる事です。他のサービスにはない内容となっております。生活の維持は活動する上でとても大切な事として捉えております。
嬉しかったエピソード
を教えてください
利用者様がお給料を稼ぐことを大切にされておりますが、それ以上に仕事へのやりがいを持ち充実した時間に感じてもらえた事です。
特に取引先の方から利用者様が褒められている様子は笑みをこぼさずにはいられません
逆に悲しかったことや
悔しかったことを教えてください
利用者様の障害特性は個々に様々です。その為、周囲の見え方もその倍以上にあると感じます。
企業内で就労の支援をさせて頂いている際に、一緒に働いている取引先の社員さんから、時々誤解を招く事もあります。作業を完結させることも重視する中で、そういった方々とコミュニケーションを行える機会は数分に満たないです。場合によっては0分ということもあります。その際に悔しい思いをしたことがあります。しかし、私だけが支援者ではなくチームとしての支援なので、事業所へ戻り相談をして翌日以降の作戦をたて、効率よくコミュニケーションを行うように努めております。大変見えにくい支援かもしれませんが、こういった事も大切な事です。
今後の目標を教えてください
私自身が仕事へやりがいを感じ充実した気持ちで支援させて頂いております。その為、利用者様もより感じてもらえる事を願いながら支援させて頂いております。

朗らかな雰囲気の菅原さん。施設外での就労も菅原さんがいれば安心するご利用者も多いことでしょう。

沢山の多肉植物を育てている菅原さん。植物との繊細なやり取りは仕事にも生かされていることだと思います。
休日のアクティビティーを教えてください
多肉植物を育てています。季節で形、色が変わったり、上手くいくと増えるので楽しいです。気候に左右されるので、一喜一憂しています。
石鹸をオイルから手作りしています。「手前味噌」ですが、とても使い心地が良いです。
菅原さんのとある1日
09:00 出勤、送迎支援 |
10:00 施設外就労支援開始 |
12:00 休憩 |
13:00 施設外就労支援再開 |
15:00 送迎支援 |
16:00 事業所にて記録作成 就労支援会議 |
16:30 退勤 |